第2章 賢者の石
2つ目のブラッジャーまでも飛んで来て俺を追い回すのを先生方が止めた。
『・・・助かったわ、フリットウィック、ミネルバ』
流石妖精の魔法顧問。良い所で止めてくれた。
『何故・・・昭久が襲われたのでしょう』
『ミネルバ、大丈夫だから試合続行だろ?』
『ええ、昭久はセブルスの部屋に』
『承知した』
え、俺邪魔?と思ったら頬にピリっと痛みが走って
『あれ、いつの間に』
掠ってたのかドロリと血が出ていた
『気付かなかったのか馬鹿者』
『やだー、顔に傷残ったらどうしよう』
『女子かお前は!』
つかつかと歩きながら茶目っ気たっぷりに言ったら拳骨飛んで来た。避けたけど!
『本当に無駄に動体視力良いな昭久』
『それ褒めてんの?貶してんの?』
この身体はチートですよ?今更何言ってるのかね。
標的がハリーじゃなく俺だって事も把握したから、まあ良い収穫でしょ。
北欧の神獣の式も増やすかな
『またくだらん事を考えてないだろうな』
『ここら辺の神獣も式にしようかなって』
すんげー呆れた目で見られた。悪かったな、これしか能がないんだよ。