第2章 賢者の石
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『トロールが!!トロールが侵入してきました!』
と言いながら、生徒が騒いでる間にセブルスと頷き合い。
俺がフラッフィーの部屋に行く事になった、セブルスには生徒がトイレで泣いたまま出て来ないってのは伝えてあるので。
グレンジャーはセブルスが迎えに行った方が良い、何かあった時の実力もあるしな。
鴉と白凱を連れて走って、扉の前に立つクィレルの姿を捉えた。
『鴉、あいつを捕まえてくれ』
『承知しました』
人間の俺より天狗の方が速いから、飛ぶように走ってった鴉がクィレルの両肩を掴んだ勢いで回転し、クィレルの鳩尾に蹴りを入れたら
ものっそい勢いでクィレルが吹っ飛んで来たので全力で受け止めた。
『ガハッ!』
『ちょ、鴉やりすぎ!?』
『申し訳ありません、力加減が・・・』
あちゃ、天狗の人間離れした力では調整に無理があったか
『さて、何処に行こうとしたんですかね?クィレル教授?』
『わ、わ、私は・・・侵入者がこ、来ないように』
途端、どこかから悲鳴が聞こえて、グレンジャーか!
『せ、生徒が』
『おう、行こうかクィレルも、アンタ、トロール得意だったろ』
『ひっはっはい』
『ここは俺の式を置いておくから』
これで近づけないでしょ?ヴォルデモート
クィレルが先に走ってったのを見送って
俺も、トイレの方に向かってった。
『無駄に走り疲れた』
『ジジイか貴様は、勝手に私のベッドに寝転ぶな。で?』
『何が?』
『とぼけるな、あの部屋の前に何が居た』
ごろごろと寝転がってたら分厚い本で殴られた。