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妖狐の灯火
第5章 番外編
がしりと背後から肩を強く掴まれ驚いて振り向けば、少し顔の青いセブが息を切らせて立っていて
何か見たのか?と問えば周囲を見渡して息を吐いた
「お前…大勢の人間に囲まれていたぞ」
「大勢の人間?」
俺も周囲を見渡せば、何となく先程の重圧が消えた様な感じがする。足元に居た子供はもうどこにも居なくなっていたけど
そんな囲まれてっていうか接近されてたのに全然気づかなかった。
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