第5章 番外編
ばさりと、黒いものが頭から俺を隠す様にかけられた
この匂いはセブのローブか
身体のサイズも縮んでて、本格的に女体化かよ俺
「胸が苦しい」
無駄に大きくなった胸をどうにかしてくれ。女性の皆さんが肩こりで悩むの十分理解した。
「おい、馬鹿犬。元に戻せ!!」
「あー、それは叶えられない願いだ。その効果は1日だ」
えー、この姿で校内に居ろと?クリスマスの手伝いしろって言われてるんだけど。
「...着替えてくる」
「そうしろ」
セブに姫抱きされて運ばれたとか、酒飲まされて酔い潰されセブ押し倒しかけたりとか。
逆にシリウスに口説かれてボコったとか。
「あああああ、思い出したよアレやコレ!!」
「お前は酔ったとこは初めて見たな」
もうシリウス処す?処しちゃう?
ゴンッとセブから拳骨食らって、痛いです。
「調べもせずに好奇心でホイホイ飲んだ馬鹿が言うのかね?」
「ごめんなさい」
セブの背後に般若が居た。