第5章 番外編
お、セブルス大分察しが良いな
「その男、その祠に封じられてたみたい」
「はぁ!?」
「帰った後すげえ親父に怒られたもん」
札貼りなおせば解決だと思ったら手遅れだったんだよねーと言ったら
セブルスの片手が俺のこめかみを圧迫する
「痛でででででででででで!!」
「それで?その男はどうしたのですかなぁ?」
アイアンクローキメながら聞くなこの馬鹿力!!
『ご覧の通り、昭久様に仕える事となりましたよ?』
バっと勢い良くセブルスが後ろを見たら、さっきまで話してた男が朗らかに笑って
『私は八岐大蛇、古より封印されていた神獣の1人でございます』
みるみるセブルスの顔の血の気が引いてった。おーい、生きてるかー?
八岐大蛇(八俣遠呂智):神話ではスサノオに倒されたが。本来は山神または水神であり、八岐大蛇を祀る民間信仰もある