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妖狐の灯火

第4章 アズカバンの囚人


リドと行けば文句ないでしょ?そう言って二ッと笑えば深い溜め息を吐かれたけど。うん、開き直ったみたいで行くよと男2人で手繋いでる様子になってるけど俺はノーマルです。

この技、目標が近くに居ないと飛んで行かないんだよね。
紙が通路の角を曲がった所で、『いてっ』と声が聞こえて思わずリドと顔を合わせる。

え、この先にいるの?はやくね?
今捕まえた方が後々楽じゃないの?

うおおおお、と心の中で雄叫びを上げながら。一斉に飛び掛かった。

『え、ちょ、ふぎゃっ!』
「え」
『はあ?』

『『ドラコ!?』』
『どうしたの2人とも…重い』
『あ、悪い』

ここに変なオッサン居なかった?小太りのちんちくりん。
ドラコにそう聞けば、自分しかここに居なかったよと。あれえ?俺の術がきいてない??

呆然としてたらリドに大丈夫かって聞かれたけど。初めての失敗に口あんぐり。
いや、失敗するのは悪い事じゃないけど、これだけは失敗して欲しくなかったわ。
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