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妖狐の灯火

第4章 アズカバンの囚人


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俺の隣で歩いてるのは一応義兄のセブルス・スネイプ。
熊も出会ったら逃げそうな、眉間に皺を寄せ鋭い視線で歩いてますが
何があったかってアレです、アレ。

DADAの授業で見事にネビルがセブの女装姿を披露させ
シリウスとリーマスから、笑われながらソレを聞かされて
思わずシリウスはっ倒してて俺も笑った。
お兄様の攻撃がキレッキレだったもので、思わず。

部屋に入ったらリドが居て

偶然リドも見てたみたいで、部屋に着いたセブの顔見た途端に茶を噴き出してました。
今は珍しくセブがリドを締め上げててぎゃあぎゃあ凄い騒ぎ。

俺?だってセブの女装は前世の映画で出てたから覚悟はできてたけど
周りの反応の方が凄くて俺が大爆笑のタイミング逃したわ。

「んな、キレなくても良いじゃん」
「自分の知らぬ所で女装された自分の姿を晒されて気分良いワケあるか」

あーうん。とんでもないもの召喚したロングボトムご愁傷様
次の魔法薬学の授業おっかねえぞー?

俺は怒りに巻き込まれたくないので、自分で紅茶を淹れてまったり
セブにシメられてたリドが戻ってきてテーブルに項垂れた

『はぁ・・・あんなに怒らなくても・・・』
「茶いるか?」
『いる』

俺もだけど、リドも自分の知らんとこで女装姿晒すの嫌でしょ?

「日本の高校男児でも学校の行事で、黒歴史として女装はするぞ?」
『うわ、逞しいね』
「俺は個人的にドラコを女装させてみたい」
『やめてさしあげろ』

えー、素材は良いのに勿体無い
すげえ美人になるよ?あの顔立ちは。
そう話してたら頭掴まれてギリギリと、はいはい女装話題やめますって

白いヒトガタにさらさらとある人物の名前を書いて
ふっと息を吹きかけると窓から外に飛んでいった
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