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妖狐の灯火

第4章 アズカバンの囚人


13

今日の授業を終え動く階段をぼーっと眺めながら待って
止まった階段を降りて自室に戻ると。あれ、誰も居ない。

リドはドラコのとこ、レギュラスは見回り、セブはレポートの採点か。

珍しく静かだなと畳の上に大の字になって深呼吸すると、イグサの匂いがする
あ~このまま眠りたいな。

うとうととやって来る眠気に逆らう事無く、微睡の中に沈んでいった。

闇の中、俺はうっすら目を開ける
たまに見る夢の中だ。

その場で立ち上がり闇の中、考える・・・
さあて、ここまでは順調に救済はできてる。問題は来年だよなあ
ダームストロングの校長が印持ったまんま逃亡するんだっけ

セブの印もう消したから腕見たらビックリするだろうな。

来年・・・全く読めない、どうしたらあの馬鹿を消滅させる事できるんだろ。

「んー、リドに聞いて父親の家に行ってみるか?」

確か復活したらあそこに居たよな。
それ狙って飛んで、蘇ってたら本気出してナギニと供に葬る。

他の分霊箱は破壊済だしハリーの額に傷も無いし
妨害を受けなければすんなり行くかもしれない。

よし、この手でいくかと決意した時に

額に何か触れる気配に驚いた。ゆるゆると意識を覚醒させ目を開けると

「・・・セブ?」
「疲れたか?」
「んにゃ、夢みてた」
「そうか」

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