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妖狐の灯火

第4章 アズカバンの囚人



「昭久が倒れた?」
「はい、先程リーマスから梟便が届きました」

セブルスとレギュラスは倒れている昭久の容態が書かれた手紙を握り締め
カツカツと早足で調合をする為に自室へ向かう

吸魂鬼が見せるのは己の悪夢と言っても良い
前世持ちの昭久はどんな闇を見て意識が飛んだのかさっぱり見当が付かない。
列車の中へ飛ぶことが出来るのならば行ってやりたい衝動に駆られるセブルスは
余計な雑念を振り払い調合に掛かる

「何を作るんですか?」
「ただの安定剤だ。嫌な物を見せられて不安定になってると思うからな」

優しいお兄さんですね、と微笑むレギュラスの視線から逃げながら
あいつが帰って来たら無理矢理飲ませる、絶対逃げようとする薬を数種類煎じてやった。
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