第4章 アズカバンの囚人
そう説明していくとリドの眉間に皺が・・・
『潰れろ魔法省』
「リドさん、俺を第二のヴォルデモートに仕立てないでよ?」
『今や家族の昭久にそんな事はしないよ』
・・・大分丸くなったよねお前って
「あ」
『どうし・・・来たか』
窓から外を見ると汽車の速度は落ちていたのに気付き
少し話し込み過ぎたかな。
さっきまで天気が良かった筈なのに周囲が暗くなっている
「おいおいおいおい」
『集まり過ぎじゃない?』
こんなの原作の表現にも出て来てねえよ
うじゃうじゃと集まる黒い影は明らかに・・・
俺の乗ってる周囲・・・に・・・
『!昭久!?』
ドンと身体にぶつかる痛みと熱さ
流れ出る血が徐々に身体の体温を奪い
流れると共に意識が薄れゆく感覚
視界がぼやけ、耳も聞こえなくなって行き
ああ・・・口もこみ上げる血の味で息ができなくなる
気管に入って行く鉄の味、そこで・・・「俺は」息絶えたんだ。