第4章 アズカバンの囚人
06
『所で何でシリウス居るの?』
レギュラスにぎゅうぎゅう抱き付かれながらシリウス
・・・は何か睨んで来てるから圧を掛けて沈めた
『おっま!何だこれ!!』
『重力って凄いよねー、ちょっと圧かけると人って起きれなくなるんだから』
『言ってるテンションと言葉がちぐはぐだぞお前達』
おっと、ごめーん。
話逸らしたら怒られちまったい。
そんな中、リーマスはにっこり笑って。大魔王が居る・・・
『ほら、僕は月に数日使えないだろう?シリウスは僕の補佐だよ』
あら、そうなんだ。
シリウスに掛けてた圧を解放して、授業頑張れよーと激励したら
怒ったのかぷいっと、あら無視されちゃったい
その態度にキレたレギュが卍固めキメ始めたからやめたげてええええ
『お前の周囲が荒れてるな』
『他人事みたいに言わないでよセブ』
俺何か、懐かれる人と嫌われる人が極端で怖いわい。
ういー、アルバスさっさと用件行ってちょーだい
『皆揃った様じゃの、息災でなによりじゃ
さて、全員が知っての通り。かの極悪人が脱獄した報は聞いての通りじゃ
じゃが分からん事がある』
『目的よねー』
『こら、昭久』
『いてえよ!殴るな!』
オネエ口調で相槌打ったらセブに殴られたし!!
グーは止めて、痛いですお兄様。
『そう、目的じゃ』
おい、俺達の漫才のツッコミ無いのかよ、と心の中で突っ込んで
教員皆でうーんと唸る。
『昭久に復讐、となっても大概自分で掃除できるな、お前は』
『ですねー、来たら第一声に馬鹿じゃないの?言う自信あるわ』
ピーターは・・・、何の目的でヴォルデモートにポッターの家を教えた?
『あ、そうか』
俺の言葉に全員がこっちを見て
『ヴォルデモートはハリーを殺しに家に襲撃したんだろ?死の予言を聞いたから』
なら答えは1つ、ハリーに害を成してヴォルデモートに認められれば
死喰い人に戻れる。同じ立場に戻っていけるかもしれない。
『推測だけどね』
『お前の勘は当たるから何も言えんな』
あらやだ、そんな評価されたもんじゃないですよ?
目的がハリーと分かった所で、シリウスの顔を見たら鬼も見たら警戒しそうな形相だったので。
『シリウス!ハウス!』
『昭久てめえ!犬扱いすんな!!』
おうっふ、デコに一発、パーで殴られてしまった。