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妖狐の灯火

第4章 アズカバンの囚人


05

『先生方、お久しぶりです』
『まあ!レギュラス・ブラック!?まさか、そんな。よく生きてて下さいました』
『生き残れたのは昭久君のお陰です、皆さんお元気そうで良かった』

レギュと先生達が感動の再会をしてる中で部屋を見まわして
あれ?リーマスが居ないぞう?
遅刻かなと思った時に校長室に急いで近づいて来る気配が2つ?

リーマスともう1人隠れて見えねえ
バンッと校長室のドアを息を切らせて開けて入って
・・・ってあれ、リーマスともう1人ってシリウスじゃん。

ヤバいと思ってレギュの方を見ると

『レギュラス!お前も来てたのか』
『五月蝿いですよ兄さん、近寄らないで下さい』
『いっでえ!』

シリウスがハグしに近付いた手を払って体術でぶん投げおったこのお方
親父ほんとに何て子に武術教えたんですか。

『遅くなってしまって申し訳ありません』
『列車はとっくに着いてたのにどうしたんですかリーマス』
『少し時間あるからってシリウスに引っ張られて寄り道を』
『まあ!シリウス!』
『何か俺ばっかり!!』

ははははと乾いた笑いしか出てこねえ
踏んだり蹴ったりだなシリウス。

レギュがつかつかと俺のところに戻って来たと思ったら
がしーっと抱き締められて。
だから苦しいっつーの!

『僕は昭久君のお兄さんになると決めたんです』
『兄貴になるの良いけど本当の兄貴どうすんの・・・』
『知りませんよそんな人』

真顔で言いおったレギュラスさん。
どうしようこの仲悪い兄弟、もとい弟の方

何だか色々問題起こされて始末するの絶対俺だよね?

シリウスが原因お前かぁって俺を睨んでるけど
チガウヨ俺じゃない
良い年した大人がこうでどうすんだとため息を吐いた。

ああ、無事に日本語学科も取れたんで今年から2教科教えますよっと。
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