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妖狐の灯火

第4章 アズカバンの囚人


04

8月のホグワーツ、陰陽術でひとっとびしてきたけど
こっちもこっちで暑い!正装してきた俺バカじゃなかろうか?

「だー、あちいー!!」
「涼しい格好で来れば良いものを」
「うっせ!真っ黒ローブ着込んでるセブに言われたくねえ!」
「素材は涼しい物を使ってるんだぞ?」
「あの、昭久君と先輩・・・」

ん?背後からレギュラスがオドオドと、どしたん?

「いつもそうやって言い合いを?」
「ん?まあ、セブは兄ちゃんみたいなものだからなー」
「内面が子供と変わらない弟は勘弁願いたいものですな」
「ムッカー!いつまでも彼女作らない枯れた兄貴なんざ御免だね!」

何だとー!?と睨み合ってからわちゃわちゃと
お互いの頬をつねって口論してると

「ずるいです」
「「は?」」

レギュラスの謎の言葉に2人で首を向けると
がばーっとレギュラスに抱き付かれて。
ちょおおおお!俺の首絞まってるううううう

「僕も昭久君と先輩みたいに兄弟として接したいです」
「レギュレギュ、もう十分にお兄ちゃんでそ。苦しいギブギブ」

てか本物の兄貴どうしたの、え?あんなの兄貴じゃない?
シビアだなブラック兄弟。

「あのアホ兄貴じゃなくて昭久君と言う弟が良いんです」
「レギュさん言いきっちゃったよ」
「お前達さっさと来ないか!!!」
「「はーい」」

セブルスに怒鳴られてこの話は一旦終了。
これ以上待たせたら蹴りが飛んでくるので急いで追いかけて

レギュ?深めに帽子被ってバレないように
職員が集まった時に皆をビックリさせたいみたいですよ?
シリウスにも言ってないから悔しがるだろうなあ
兄馬鹿発揮させてホグワーツ来なきゃいいけど

その時は全力でシバかせて頂きますからね?

ふんふん鼻歌を歌いながら、さて
今年は列車にディメンター来るのかな

リドと2人で偵察に乗るしかないな。
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