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妖狐の灯火

第3章 秘密の部屋


今まで暖められてたのか冷えた身体にほっこりするあったかさにぎゅうっと抱き締める

『この調子ならホグワーツの見回りとかで歩いてても筋肉戻るんじゃないの?』
「そうするか」
「私の部屋に来い昭久、茶菓子がある」
「わーい」
『セブって昭久にほんっと甘いよね、僕はスリザリンの寮に戻るね』

セブの部屋で暖炉に当たって
はー、寒かった。

仕事を再開するセブの、紙の擦れる音が耳に心地良い。
紅茶で暖まった身体が眠気を誘い・・・

「? 昭久」

暖炉の前に座ってた昭久は、子供の様に身体を丸めて
すうすうと寝息を立てて眠っていたのを
セブルスは抱き抱え、自分のベッドに寝かしてやった。

昭久の頭をわしわしと撫で、過去に飛んで居たと言う。窶れた顔の昭久を思い出す。

何でも自分で抱え込もうとする弟に軽く溜め息を吐いた。
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