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妖狐の灯火

第3章 秘密の部屋


34

「俺、復活!」
「昭久君頑張りましたね」

そりゃもう根性で歩行訓練して1週間で歩ける様にしたもん!
地獄だったよマジで。
顔の、頬が窶れてたのもレギュラスお手製の料理で身体の肉は戻ったけど問題は筋肉。

走り込み、全力をホグワーツでするつもりだけど
取り合えず1人で動けるようになってホッとした。

反射神経も鈍ってそうだったので親父に頼んで訓練した

え、どんな訓練だって?半泣きでやったんだ、怖くて言えるか!
問題はですねー・・・レギュラスをどうやってシリウスに紹介させるかですよ。

シリウス達は死んだと思い込んでるから
普通に連れてって良いものか。

「良いんじゃないです?兄さんですし」
「レギュラス地味にシリウスの扱い雑だよな」
「学生時代の兄さんのプレイボーイ振りは僕も耳にタコでしたし」
「うん、察した」

セブは授業だから初日に俺と会って帰ってったよ
何も言わないで頭撫でてっただけだから
後々がこえーな。

親父は勉強終わったら来てくれてる。やべー迷惑かけっぱなしだわ。

「あ、昭久君。この作戦はどうでしょう?」
「ん?」

レギュラスの発した、シリウスドッキリ大作戦は
何か色々不安要素しか無かった。

シリウスとリーマスは日頃ポッター家に居座ってるんだってさ
おい結婚しろダメ男。
この日はセブと親父にも付き合って貰って
事前に連絡しといたリリーさんが顔を出した。

『まあ!昭久、セブに原久先生!?』
『お邪魔します、リリーさんシリウス居る?』
『おっし、居るなら逃げない様にしないとな』
『親父、何するかわかんねえけど止めろ』

リビングに通されて、駄目な大人発見
セブが踵落としを決めると見事に悶えた。

『てめ!セブルス!!昭久も居やがったか!』
『どうしたの?原久先生も』
『まあ良いからジェームズとリーマスはここに座って、シリウスにお届けもんです』
『は?俺?』

シリウスの目の前にプレゼント袋に包まれた大きな物体。
何だこれ?と訝しげに見るシリウスの前でしゅるしゅるとリボンを解くと
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