第3章 秘密の部屋
痛む頭を擦って、リドも寮への滞在が認められたので。
まあまあ目的通りかな?
本当は俺が見るはずだったんだけど
親父と母さんが出て来ちゃ予定が狂うのも当たり前ですよ。
結果オーライって事で。
「・・・不安だ」
「ん?何がだ?」
てか親父、部屋出来たんだから向こう行きなさいよ
結局繋がってるけど
どうしてウチのもんは俺の部屋に集まる習性があるんだか
「母さんって監視できんの?」
「そりゃ玉藻だって長年生きてる、そう易々と食わないさ」
「さいですか」
何だか微妙なんだけど、親父を信じてみるかぁ