第3章 秘密の部屋
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学校に戻ったら、突然の親父と母さんの登場に
セブの驚き様ったら・・・
写メ取りたかったわ
「マルフォイ家の躾・・・ですか」
「おう、お前がここに戻る前に一悶着あったろ」
『妾はあの一家の家に滞在し逃げぬ様に見張ってやろ』
「俺は昭久が掛け持ちしてるDADAの授業を受けながらマルフォイ家の躾だな」
「え、あの授業、親父が受け持ってくれんの?親父マジ神」
『僕は久し振りにスリザリンに滞在してバカ息子の根性を叩き直す役』
「お前もか」
校長室に向かう道でワイワイと話し
アルバスにそう伝えたら頷いて。
『成る程、マルフォイ家の騒動は聞いておったがそう言う経緯だったんじゃな』
『そう言うこった、DADAは俺が受け持つから昭久にあんまり負担掛けないでやってくれ』
え?負担に感じて無かったんだけど、とセブと親父を交互に見て。
『そうか・・・渡りの者、昭久は特に心に溜めてしまうのう』
『ああ』
『え、俺特に何も感じて無いけど』
『昭久』
親父が俺を真剣に見るので少しおどろいた
『そう言うが、先日倒れただろう』
『あー・・・』
反論出来ません、心労もあったけどあの時はなぁ
前世の暴露でスッキリしたと思ったんだけど
親父の何でも見透す様な目が、俺を労ってくれてるのか。
わしわしと頭を撫でられて言い返せなくなった。
でもさー
『アルバス、日本語の教科も増やさない?』
『ん?良いがどうしたんじゃ?』
『流石に週1の陰陽術授業だけじゃ暇ぽ』
『ふぉっふぉっふぉ、良いじゃろう』
よっしゃー、これで給料泥棒化は防いだ!
やったーと、子供みたいにバンザイしたら
セブに喧しいと殴られた。
『お兄さん厳しい・・・』
『校長室で踊るな!』