• テキストサイズ

妖狐の灯火

第1章 原作前


05

『まあ昭久!?今日はどうしたのです?』
『『は?』』

教師顔合わせに来たのにミネルバに驚かれたよ?
おれ今年から教師で合ってるよね?

『校長・・・』
『ほっほっほ、今年から昭久に陰陽術を担当してもらうぞい』
『おい、言って無かったのかよジジイ!』
『・・・アルバス?』

よく来てくれましたね、と声をかけてくれるミネルバの目がアルバスを睨んでて
すげえ怖いんだけど、アンタは母親か!

ふと白凱が俺の袖の中から顔を出して。

『ん?白凱どうした?』
『まあ、美しい蛇ですね』
『セブから試験の合格祝い』

にっと笑ってそう言ったらミネルバがきょとんと

『試験?』

あれ、このジジイ。これはスルーする気だったな?

『陰陽師名乗るのには国家の特別な試験が要るんだよ・・・』

しかも試験と発表がつい最近で焦ったと愚痴ったら
ミネルバがアルバスを説教始めたよ!?

『"例のあの人"を倒した大恩のある昭久に何と言う無礼な事を!』
『ミネルバー?それ極秘じゃ・・・』
『皆知ってる事ですよ、昭久』
『マジか』
『知らなかったのかお前』
『いや、陰陽師が丁度訪れててって、話にしてなかったか?』
『原久殿が黙ってると思うか?』
『親父ェ・・・』

俺の静かな学園生活返せ!通りで喧嘩吹っ掛けて来るスリザリン生多いと思ったよ!

式をふんだんに使って返り討ちにしてたから楽しかったけどさ。

『まあいっか、アルバス。俺の部屋どうなってんの?』
『セブルスの部屋の隣に設置しといたぞい』
『『・・・・』』

うん、何となく想像してたからいいや・・・

その時、丁度他の先生達がやって来て。
文句は言いそびれた。

セブルスの部屋に向かう途中、2人で他愛もない話をしてたらふと

『黒いコンタクトレンズしたままだな』
『ああ、これ?どうせなら入学式の時に驚かせたいじゃん』

部屋を確認したら取るよ、と言ったら納得した様で。

さーて、入学式までの1週間どうすっかな。
言われずともセブルスの部屋で寛ぐ気満々です。
/ 185ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp