第4章 いつもと違う
声が聞こえてきたであろう場所に辿り着くと、俺は驚愕した。
(透き通るような金髪に、紫がかった瞳……)
俺は巨人の目の前で怯える少女の横顔に、記憶の中のある人物の面影を重ねていた。
俺の隣で無邪気に笑っていた、あいつを……
いや、違う。
あいつは確か俺と変わらない歳のはず、あいつと目の前の少女が同一人物だなんて、あり得ない話だ。
考えているうちに、巨人は少女目掛けて動き始めていた。
少女は、恐怖のせいで動けないのか、座ったまま動こうとしない。
「チッ…死にてーのか……!」
俺は屋根を蹴り、巨人目掛けて飛びかかった。