第4章 いつもと違う
こいつを引き取ってやりたいのは山々だが、俺にはそんな金も力も権利もない。
コイツには誰かに引き取ってもらって、生き延びてもらうしかない。
辺りを見渡すと、少女と同じくらいの少年が、その家族であろう老人と一緒にいるのが目にとまった。
「おい、すまねぇが、コイツを引き取ってやってくれないか。救出したはいいが、おそらくコイツの家族はもう……」
2人ともかなり驚いているようだったが、老人はうなずいた。
「ワシらも大事な家族を失った………。今日からこの子は、ワシらの新しい家族じゃ。わかったな、アルミン。」
「……うん、おじいちゃん。」
「すまないな……感謝する。」
俺は少女を預けると、再び門の外に向かった。
その後しばらくして撤退命令が下され、俺たちは引き上げる事になった。
戻ったあとも、気づけば俺はあの少女の事ばかり考えてしまっていた。
あれから2年……か。
リヴァイは紅茶を飲み終えると、席を立った。
「それでは、失礼します。」