第2章 新しい居場所
「う、うん……。」
図星…か、やっぱりな。
こういう勘は昔からよく当たる。
「あの日シータを助けたのが調査兵団の人だったから?」
「うーん……それもあるけど……」
あの日、私を助けてくれた人が着ていた制服、胸元に重ね翼の紋章が見えた。
重ね翼の紋章は調査兵団の証なんだと教えてくれたのはアルミンだった。
フゥー…と、私は自分を落ち着かせるために大きく息を吐いた。
「アルミンにはまだ言ってなかったよね、お父さんとお母さんの事。」
「うん、まだ何にも……」
「私のお父さんは調査兵団、お母さんは憲兵団の兵士だったんだ。」
「えっ……」
アルミンはかなり驚いている。
そういえば、誰かにこの話をするのは初めてかもしれない。
私がその事を聞かされたのは、“あの日”の数日前だった。