第2章 新しい居場所
「……ねぇ、シータ、起きてる?」
アルミンが小声で話しかけてきたのは皆寝静まっているであろう夜中の事だった。
残された避難民たちの多くは食料庫として使われていたこの倉庫を家がわりに利用している。
私たちも例外でなく、4人はいつも並んで横になっていた。
気づけば私の隣はいつもアルミンだった。
「起きてるよ。どうしたの?」
「なんだか眠れなくてさ。シータの方からも寝息が聞こえなかったから起きてるのかなって。」
「そう。」
「あのさ、」
アルミンが何かを聞こうとして口ごもる。
困惑した表情から、だいたい何を聞こうとしているか分かった。
「本気で調査兵団に入りたいのか、って?」