第2章 新しい居場所
「私は……私は、目の前で自分の大切な家族が殺されようとしてるのに…何もできなかった。助けられたかもしれないのに、怖くて足が動かなくて、自分で逃げることさえできなかった。そして今回も、また大切な人を失ってしまった。」
静かに涙を流し、拳を握りしめ肩を震わせる。
「強くなりたいんだ。皆を守れるくらいに。………もう、誰も失いたくない。」
うつむいて涙を拭うと、エレンが私の肩にポンと手を置いた。
「そうだ……俺達は弱い。でも俺は、弱いものはただ指をくわえて見ているだけしかないとは思わない。弱いものだって強くなる事はできるはずだ。」
「エレン……」
ミカサが、私とエレンを交互に見る。
「私は来年、訓練兵に志願しようと思う。」
「もちろん俺もだぜ、シータ。」
「エレンが行くなら、私もそうしよう。あなたを死なせないために。」
「僕も……このまま黙っちゃいられないよ。4人で強くなろう。」
アルミンの言葉に、私たち3人はうなずいた。