第2章 新しい居場所
「そうか、シータ。本当に心配したよ、丸1日ずっと目を覚まさないから……」
そうか、私達の街は巨人に……
「巨人に襲われそうになって、誰かが助けてくれたんだけど、………そこからどうやって逃げてきたか、記憶がないの…。」
「船に乗る列に並んでたら、調査兵団の人がシータを抱えてやってきたんだ。『こいつにはもう身寄りが居ない。お前と同じくらいの歳のはずだ。預かってやってもらえないか』って。」
そうだ、兵隊さんが助けてくれたんだった。
あの緑のマントは……調査兵団だったのか。
私だけ、生き残ったんだ。
「僕はおじいちゃんと逃げて来たんだけど、今は配給の食料を貰いに行ってくれてて……あっ、戻ってきた!」