第2章 新しい居場所
「…………ハッ!」
ふと目を覚ますと、そこは見たこともない場所だった。
人の声が聞こえる。あたりはかなりざわついているようだ。
地面に広げられた布の上で、私は横たわっていた。
「目を覚ました!?大丈夫?」
やっと目の焦点が合うと、私の隣には金髪の少年がいた。
歳は私と同じくらいだろうか。
「えっと……ここは…?」
「ウォールローゼの中だよ。船に乗って逃げて来たんだ。」
そうか、ここはもう内側なんだ。
「あなたは…?」
「僕は、アルミン・アルレルト。君と同じシガンシナ区出身だよ。君の名前は?」
「私の名前は……シータ・ カルリック。」