第3章 始まりのモノガタリ
た、武田信玄と上杉謙信?!
唖然としていると
??「謙信様、信玄様。本能寺の火は消し止められました」
忍者の格好をした人が現れた
??「!!君は!」
信玄「なんだ佐助?この子の知り合いか?」
佐助「いえ。
俺が村まで送って行こう。幸、謙信様を頼んだよ」
幸「ああ」
こっちに来てと言われ、大人しく付いて行った
??「初めまして。俺は猿飛佐助。君は現代人だね?」
雅「え?な、何で知ってるんですか?」
佐助「君は本能寺跡の石碑の前に居なかったか?友達も一緒に」
雅「…居た。修学旅行で、本能寺跡の石碑を見に行ったの。あ、私は雅って言います。」
佐助「雅さん、やっぱりね。俺はワームホールという異常現象について研究している京都の大学院生だ。君はまだ学生だね。」
雅「うん…異常現象ってことは…」
佐助「!!しっ!静かに」
意味がわからなかったけど静かにと言われじっとしていると佐助さんは「まずい、じゃあまた会いに行くから!」と姿を消してしまった
佐助が姿を消してすぐに
——サクッ…サクッ…
草を踏み締める音が聞こえてきた
??「秀吉、この女か?」
秀吉「居たか政宗。
ああ、そうだ。信長様がお前を連れて来いと命じられた。俺たちと一緒に来てもらう。」
政宗「よっと」
グッと腕を引かれ馬の上に乗せられた
雅「きゃあ?!」
途端に眼帯をした男の人がずいと顔を近づけて来た。
政宗「俺は伊達政宗だ。覚えとけよ?
今から早駆けするからな。舌噛むから口、閉じとけよ?」
そう言って政宗と名乗る人は私を片腕で抱き、馬を走らせた。