第3章 始まりのモノガタリ
信長「なかなか見られる様になったな」
………褒められた、のかな?
そんな事を考えていると
??「信長様!お怪我は?!」
急に男性が駆け込んで来た。
信長「秀吉か。大事ない。」
雅「秀吉って豊臣秀吉?!」
秀吉「何者だ、お前。俺を知っているのか?」
ギロッと睨まれた。
あ、つい声に出ちゃってたみたい
信長「この女は俺を救った命の恩人だ。
きっと幸いを運ぶ女に違いない。」
そう言って私の顎を指ですくい、
信長「貴様、天下人の女になる気はないか?」
……………え?
い、今、なんと…?
この人の女になる…?
雅「すいません!私まだ16歳で学生ですし、お嫁には行ける歳ですが、好きでもない、それに見ず知らずの人なんかのお嫁には行きません!!」
手をバッ!と払って森へ走り出した
秀吉「あ、おい!」
秀吉が慌てて声を出すが、既に姿は見えなくなっていた―……