第1章 幼少期
37
※当時幸村伝未発売の為、昌幸と信之の性格は想像
ええと、この光景は何でせう?
7文字以内で教えて下さい
「まぁさぁゆぅきぃいいいいぃぃぃ!」
「おやぁかぁたぁさぁまあああああ!!」
出た『武田主従殴り愛』・・・じゃなくてちょっと待って!昌幸様の代からやってるの?!
これなら幸村もこうなるよね
「ちょ!?大将と殿!今日お客さん居るんだから!物壊すの止めてよ!?」
そして佐助の父である仁助さんも既に苦労性?佐助が仁助さんを甘く見るのってこの性もあるんじゃないの?
ドゴォ!バキィ!グシャア
そんな素敵な破壊と殴りのBGMの元
私は黒羽に抱っこされて被害が及ばない所に居ますが黒羽から乾いた笑い声
「ははは・・・噂には聞いていましたが」
「だから年中金が無いのか?」
やめてあげてー雹牙、お金のお話は止めてあげてー。
私もきっと仁助さんが泣きながら修復するんだとか思ってないから。
さあ、どう止めようかと思った時、信之さまの凛々しい声が場に響き渡った
「お館様に親父殿!客人の御前で何をしていらっしゃる!即刻止めて頂きたい!」
ピタッ。まさにその効果音が付きそうな勢いで2人が止まった
「の、信之?上田に来ておったのかの?」
「織田からの使者が来ると聞き、馳せ参じました」
「あー、お前が居るの忘れてた・・・」
「でしょうね!全く、お2人ときたら!仁助の苦労も考えて下さい!これでは弁丸も真似をする」
「あにうえ、それがしはやっては駄目なのですか?」
「物を壊さぬ程度なら」
「は、はい!」
お・・・おっかねえオカンがいるよ!信之さまの婆娑羅を放つ勢いの叱責に信玄さまと昌幸さまタジタジしてるよ!
信之さまが手をパンッと叩き仕切りなおす風に。
「さ、謁見を始める」
鶴の一声、にーっこり笑って言ったあと潜んでいた忍と女中が周囲をささっと片付け
破壊痕は仕方無いけど綺麗に片付いた。
「信之様・・・助かります」
「仁助も、ご苦労」
私達、信之さまの後ろに居るけど、背中からの威圧感がハンパなかったよ!
「武田の最強は信之殿か」
「私達も叱られない様にしましょうね」
「何で、私を見るの」
流石にキレられる事しないってば、失礼だなうちの保護者