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闇に咲く華

第1章 幼少期


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・・・夢の様な、でもやたらリアルな光景を見た。
懐かしいとは思っても、もう戻れないのだから

「・・・お市や?目が覚めたかえ!?」
「姫様!雹牙っ!」
「輝宗殿に報告してくる」

何で、義姫様に看病されているのでしょう?私。

「く・・・な、んで?」
「白湯をお飲み下さい、姫様は7日ほど眠っておられたのです」

声を出そうとしたら喉が乾いて、張り付いて出せない

「ゴホッゴホッ・・・」

やば、声帯張り付いたのか噎せた。7日!?そんなに寝込んでたの私。
通りで身体が怠い訳だよ、体力落ちたかな。
薙刀と体術の修行中なのに致命的だ、運悪いなぁ。

「お市や、此れを飲みや」

黒羽が寝ている私を抱き起こして
義姫様が口に、白湯を飲ませて下さる、お陰で喉が潤いました
器を置いた義姫様が私を抱き締める

「義姫様、ご迷、惑を・・・」
「妾は迷惑と思うてない、輝宗様と息子達を護ってくれてありがとう
今粥を持ってくる、ゆるりと休みやれ」

頭を優しく撫で、厨だろうか義姫様は退室された。

「あ・・・黒、羽」
「ずっと眠ってたのです、ゆっくりで良いですので」
「畠山、は?皆、は?」

ずっと話して無かったせいか口が上手く動かない。これは発声のリハビリしないとな
体力付けるのも忘れずに・・・

・・・ニ〇動の踊ってみたを歌いながらするかな。
一石二鳥だと私は思うよ?まずはエデ○から←

「ああ、ご安心下さい姫様。畠山の者は私と雹牙が仕置きしましたので」
「・・・仕置き」

いや、何か、黒羽が黒い。
仕置きって可愛い言い方してるけど、倒れる前の2人を思い出したら
可愛い仕置きじゃ済んでないよね?
生きたまま地獄を~っての実装なうよねこれ。
良くて廃人か、心の中で合掌しとこう南無南無。
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