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闇に咲く華

第4章 番外編


2015七夕祭り

「笹の葉さらさら~軒端に揺れる、お星様きらきら、金銀砂子~♪」
「姫様、ご機嫌ですね」
「何時もの事だろう」

なにおう、人を能天気だと言う様に・・・雹牙相変わらずですね。

黒羽と雹牙に頼んで大きな笹を持って来て貰ったんだけど大変だった様で

雹牙の白い髪が草の色で緑色に染まってて、大爆笑したのを根に持ってるな?
色取れたんだからいいじゃないか。

2人に笹を設置して貰ってる間に様々な色に染めた和紙を短冊状に切って。
このくらいでいいかな?

兄さまと義姉さま、幼馴染みと城の重鎮達と、仲の良い忍と・・・

「その紙は何だ」
「短冊って言って、ここにお願い事を書くの」
「ヒヒ・・・左様か」

ん?うおお!?

雹牙かと思ったら三成と吉継に、後ろの方で左近くんが行儀良く軽く頭を下げ・・・る。

「左近くん何か悪い物でも食べた?」
「え、何それ姫さん酷い!!」

いや、だって。何かしらのトラブルメーカーな左近くんが行儀良くしてたら凶星でも落ちるんじゃないの?

「言い得て妙だな」
「三成様も酷い!」

左近くんがOrzな体勢になって、吉継が笑い過ぎて噎せてたのでお茶を渡した。

「ヒヒヒヒ・・・す・・・スマヌな」
「吉継笑い過ぎ」

しばし吉継の背中を擦ってたら笹の設置が終わった黒羽と雹牙が戻って来て。

「何やってんだお前等」
「気にするな、雹牙」
「気にして下さい三成様ああああ!!」

何そこで漫才してるの、いいな混ざりたい。

「吉継も大変ですねぇ」
「分かると言うか黒羽・・・」
「うちには姫様がおりますし」
「さよか」
「そこで、納得しない」

失礼だな君たち。
むすーっと怒ってたら元就、晴久、元親も着いて。

晴久にくっ付いて暫く拗ねてた。

「なあ・・・嫁入り前が普通くっ付くか?」
「どうせ縁談来ないもん・・・」
「其方は阿呆か」
「んな拗ねるな、市」

私達の会話にまた吉継がのけ反って笑ってたけど。
何がツボったんだ一体。
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