第4章 番外編
2015夏企画-2
「元親、元就、来たよ」
「よお、市。よく来たな!魔王のおっさんも久しぶりだな」
「小僧も大きくなりおったなぁ」
「前に会った時と比べたらそりゃデカくもなるから」
「市は・・・何を持って来た?」
あら、元就にバレてしまいました私がこっそり作って持って来た荷物。
「海で泳ぐ専用の、服って言えばいいかな?水着っていうの」
「また其方が何か作ったか」
そんな呆れた様に言わないで下さい、皆の分もあるんですよ
「晴久は?」
「豊臣の連中を迎えに行ったわ」
あ、結局三成達も来るんだね、散々暑いから嫌だとか言ってたのに
吉継が何か言い丸めたかな?肌の疾患は無いし、来たがってたからね
「お、市もう来てたのか」
「やあ、信長公に市姫、お招きありがとう」
「邪魔をする」
「久しぶりよナ」
晴久が竹中さまと三成、吉継を連れて来てくれて
「市姫、失礼する」
「孫市!」
孫市も来てくれたのが嬉しくて飛びついた。
「変わらず、元気の様だな。久しぶりに休養でも取ろうと思った」
「うん、嬉しい・・・ありがとう」
さて、お呼びした方々全員集めて水着を配る事に。
「これが市姫の言っていた水着かい?生地が薄くて品質が良いね」
褌1丁で泳ぐよりマシでしょ?って言ったら
三成に無言で拳骨食らった。素手だったからあんまり痛くなかったけど。
男性陣皆にサイズの合った物を渡して、私は孫市と一緒に着替えに船の中に入った
「これはどう着るんだ?」
私が女性用に作ったのはワンピースの水着なんだけど。
実際孫市の前で着て見せたら、孫市も其れに習い着てくれた。
「ほう、これは動きやすい」
「でしょ?」
ナイスバディですね、孫市さん。私は羨ましいです。
兄さまには先にお披露目してあるのでお咎めは無いですよ、OK貰えたんで。
問題はこの時代、脚や腕を出すだけで破廉恥扱いのこの時代に皆がどう怒るかなんですが
ぶっちゃけ私と孫市も露出高いよね。戦装束。
今更感が凄いから作ったんだけど。