第2章 本編1〜70
容赦なしにひん剥かれました!着せ替え人形ですよね私ー!!
ぜえぜえと肩で息して座り込んで項垂れてたらこれ何の事件現場ですか。
「あら」
「マリアさん、流石に多い…」
少し休ませてくださいとお願いしたタイミングで、黒羽と昴がお茶とお菓子を持って来てくれました。
ありがとううちのお兄さん達、顔が苦笑いです!
雹牙は?と目で問えば兄さまのとこだそうです。ああ、ならきっと弟さんの方にも連絡が行ってる頃だと思います。
休憩中に、今日はこの着物、明日はこれ、と指定されて首を傾げる。
何かあったのか問えば自分が見たいだけだとキッパリ言われた…数日泊まる気ですね、やっぱ気に入られてる?
「今回弟さんま来なかったんですね?」
「長政?妾がお市の所に行くって言ったら顔真っ赤にして固まったから置いてきたわよ?」
弟さんに一体何があったのか。取り敢えず来ないでねと祈っておきましょう。