第2章 本編1〜70
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流石に、会合の後だからか元親は少し来るの遅くなるって。
でも来てくれるから有りがたいよね。
城門で、今日来てくれる友人を待った
そろそろ来るでしょー
黒羽と雹牙、昴と4人で待ってたら昴が何かに気付き、地を蹴って消える
「おや、昴も良い勘をしていますね」
「あの馬鹿の間抜け面が目に浮かぶな」
御兄さん達やい、昴に押し付けたね?
昴の武器、義姉さまから賜ったのは銃。
2、3回銃声が聞こえて。
同時に聞こえるのは友人の絶叫・・・
「ちょ、ちょっと待って!俺様は先触れの使者だって!!」
「成らば何故武器を構えていた!」
「黒羽の旦那と雹牙の旦那を脅かそうと・・・ってそこに居るじゃん!笑って見てないで助けてよ!!姫さんも」
いや、昴がここまで強くなってたのに驚いて助けるの忘れてたわ。
佐助と昴が同時に着地して私達の方に歩いて来て
「この子誰?見ない顔だね」
「ん?俺達の弟子と言うのがしっくり来るか?」
「市の家族、よ?」
佐助がいつの間に弟子取ったんだー!
と凄い顔して驚いて。
まあ、ね。
「旦那達酷い、俺様っていう弟子がいるのにっ」
「佐助は弟子にもなりませんね」
「ガーン!」
あのー、そろそろ本題に戻らないと。
「佐助、先触れの使者でしょ」
「あ、そうだった!真田の旦那がね・・・」
ふう、何とか軌道修正して本題に入ったぞ。
全く皆ノリが良いんだから
そう、久しぶりに幸村を呼んでみたのですよ
昴と同じ炎属性なので、理由をつけてお手紙出したら
良いよって返事来ました!いよっ、気前が良いねー!