第2章 本編1〜70
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「市姉ちゃん!!」
「え?」
とたとたと走る足音が聞こえたと思ったら
背中に、ちょっと下の方に衝撃
「いつきちゃん?」
「んだー!久しぶりだべー」
おおおお、私の心の癒しな笑顔が嬉しくて向かい合って全力で抱き締めた。
「私のまいえんじぇるううう」
「政宗兄ちゃんと同じ南蛮語だべか?」
「My,Angelとは的をついてるじゃねーか市」
おろ?いつきちゃんの上の方から声がしたと思ったら
ニヒルな笑顔の政宗と頭を下げる小十郎さんが居ました。
「魔王のオッサンと挨拶してたら遅くなったぜ。久しぶりだな!市」
「元気そうじゃねえか」
「今、お茶出すね。部屋で待ってて」
政宗達を部屋に案内して、私は厨へとダッシュした。
「おや、政宗と小十郎にいつき、時雨も居ますね」
「Hey.お前等も元気そうだな。聞いたぜ?大阪城で派手にBattleしたそうじゃねえか」
「流石、情報専門の忍軍だな」
「別に、たまたま拾ってきたInformationだ、最近平和だなと思ってよ」
「いつき、少し大きくなりましたね」
「そうだか?黒羽の兄ちゃん」
パタパタと足音が聞こえ、雹牙が反応し廊下へ出る
「お市様、茶と茶菓子を持ったまま走ると転ぶ」
「あ、ごめん」
走る市を制し、茶請けを受け取り部屋に戻った。
「お前等も相変わらず過保護だな・・・」
「お市様が変わらないだけだ」
「ちょ、失礼な」
茶を皆に配って、茶請けを置き。