第2章 本編1〜70
「あ、雹牙殿」
「・・・どうした」
「後で手合わせ願いたい!俺も一応武芸は上達したと思ってる」
ぶっ、広綱が雹牙に懐いててちょっと可愛いな
雹牙にしたら初めて氷の婆娑羅の制御を教えた相手なので。比較的に甘いのも知ってる
何だこの可愛い師弟は。
この城の道場をお借りして、氷の婆娑羅のぶつかる音と、広綱の気合いの入った掛け声を聞きながら。
私と宗麟ちゃんは2人で氷塊の傍で涼を取らせて頂いてます
・・・宗麟ちゃん、かき氷食べ過ぎるとお腹冷えるよ?
美味しいって食べてくれるのいいけど。
まあ、削るカラクリ作ってもらって
お城の氷の婆娑羅者の方に作って貰う様に頼むかい?
いつでも食べれるように。
って考えちゃうのはどうも、私は宗麟ちゃんや子供に甘いなぁ