第2章 本編1〜70
市姫、彼女のお陰で貿易は成功したんだけど
「市姫、豊臣に嫁いでくれないかなぁ」
「ヒヒ、賢人よ、誰に嫁がせる気か」
「え、勿論。三成君か吉継君にだよ?」
「「・・・」」
「・・・何で黙っちゃうかな。嫌かい?」
「いえ、別に・・・嫌では」
三成君と吉継君の様子がおかしいのは・・・成る程
「2人とも市姫を慕っているのだね」
「け、賢人よ」
「恥ずかしがらなくて良いのに、あんな素敵な女性他に居ないよ?」
本当、豊臣に来て欲しいのは本心だからね?三成君、吉継君。市姫?
南蛮語も完璧だし10歳の頃から政務をし、未知の物を作り出す知能と発想
そして身分関係無く誰とでも仲良く出来る婆娑羅者の美しき姫。
今まで見てきた子達とは格が違うと、僕は思うんだよね。
これからの成長や交流もどんどん広がっていくんだろうなと、将来が楽しみで仕方が無いよ。