第2章 本編1〜70
07
元就が原因を知りたいと言うので、仕方なくですが豊後への旅に同行を許しました。
晴久と元就と、3人で元就の政務終わらせたよ!3日貫徹で!
4日目には日の当たる暖かい部屋で3人で雑魚寝したよ1日中。
3人で一緒に爆睡するとか何年振りですか。
もし豊後に行ってまたサンデーがログインしたら
また婆娑羅技で強制ログアウトさせるからね?
「オー、市サーンお待ちしてマシタ」
「ザビーさん、何があったの?」
宗麟ちゃんが暴走してるみたいだよ?と伝えたら頭を抱えて
「Oh.申し訳ありませんデシタ、ワタシのせいデース」
何々?宗麟ちゃんのお父様が病に倒れ、弟さんも急死して。
急に家督がきてしまった宗麟ちゃんを励ましたら崇拝されてしまった?
何て言って励ましたの?
「神様ハ、いつも貴方を愛を持ってミマモッテますよーッテ」
嗚呼、そう言う経緯で愛に目覚めちゃったのね・・・
なになに?ザビーさんを崇めてザビー教なんというモノを勝手に立ち上げてしまったと。
宗麟ちゃん、ちょっとお話しようか。
「元凶は?」
「ソレがデースね・・・お城を空ケタママ、立花サンを連れてどこかに・・・」
布教しに行ったわけですね・・・政務どうなってんの?え、ザビーさん代わりにやってあげてるの?
本当に人が良いんだから・・・
「我を洗脳したあの音はなんだったのだ」
「タブンネ、ザビーが歌った音ヲ録音できるカラクリで持ち歩いてマース」
ザビー、音痴なのに・・・と。さめざめと泣く背中に哀愁漂ってますよ
「困ってるって文が来たのは、この事だった、のね」
「市サンしか相談デキル方が居なかったのデース・・・」
うーん、九州離れて安芸に行ってたら本州巡ってるかなー
どこで捕まえられるだろう
確か信者って、島津お爺さまに元就(もう戻った)に
「あ」
「如何した市」
「入信しそうな人、居た」
「え、誰だよ?」
凄い言いにくいけど
「大阪城にいる、黒田さま」
「奴か」
「あー、あの不運男」
大阪城に行ってたのにまた行かなきゃ駄目なのか!何と言う無駄移動!!
「お市様、俺等にできる事は?」
「先回りして捕らえておきましょうか?姫様」
今まで事のあらましを聞いてた2人が口を開く。
捕らえる、か。立花さんが宗麟ちゃんの命で動かなきゃいいんだけど・・・
あんま子供に荒っぽい事したくないんだよねー