第2章 本編1〜70
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数週間。勝家の面倒を見てきての経過は、まあまあかな?
私の話に相槌をうってくれたり少し微笑んでくれたり。
以前とは見違える程変わったので、兄さまに相談して、居城に戻ってもらいました。
勝家から文を貰ったんだけど、何でも左近くんが頻繁に遊びに行ってるらしいよ
意外と面倒見がいいんだね、左近くん。
今日は大阪城に向かって、勝家と左近くんの事で三成にお礼しに来ました。
「市がわざわざ来なくてもいいだろう」
「ご飯もちゃんと、作るよ?」
「ヒヒヒ、左近は今や柴田の城であろ。市の料理が食えぬのが残念よなァ」
そんな大した物作れないけど・・・まあ、皆の好きなの作ってあげようか。
「やあ、市姫。元気にしてたかい?」
「竹中さまも、お加減どう?」
「もう5年だよ?体調はすこぶる調子が良いし、咳も出なくなったよ」
竹中さまの状態を見て、吉継の肌を確認して・・・うんうん。問題無いね。
「しかし、三成君の拾ってきた島君も困ったものだよ」
「?何かあったの?」
「博打の依存の気があってね、よく鉄火場に行って負けては三成君に怒られてるんだよ」
わあ・・・ギャンブル依存症の気があるんかい。あの子・・・
まあ、今日は帰って来ないみたいだから何かご飯作るかね。
「竹中さま、今日何か食べたい、ものある?」
「早速作ってくれるの?そうだなあ・・・」
竹中さまも三成も私がここに通う様になってから食欲増えましたよね
だが、なぜそんなに細いんだ2人共・・・。