第1章 幼少期
まあ、お市様なら大丈夫だろう、黒羽も居る
「そこの住職が教えてくれるならな」
「ヒッ」
「見て見ぬ振りとは随分酷いんじゃないかい?部屋、教えてくれるね?」
「わ、分かりました」
竹中殿は微笑んで言うが、否と言わせぬ雰囲気に和尚は平伏した。
「慶松!居るか?」
「ヤレ佐吉どうした、その女子は?」
「織田の市です」
慶松は今はまだ包帯を少しだけ巻いて、褐色の黒髪、綺麗な少年だった
包帯を巻いてるとこが皮膚を少し病んでいるみたいね
「ヒヒ、織田の姫よ、我の所に来れば業が移ってしまうぞ」
「佐吉はずっと一緒にいるのに、移ってないんでしょ?平気よ」
慶松の傍に座ったらビクリと彼の方が跳ねた、少し驚かせたかな
「慶松、ちょっと診させてね」
「マテ、本気で触れる気か」
「触らないと診れない、でしょう」
「・・・好きにしやれ」
はいー、強引だけど触れる許可を頂きましたよ。
お道具箱から医療道具をだして、まず消毒と新しい包帯と・・・
「あ、佐吉」
「何だ」
「お水お願いできる?」
「分かった、すぐ持ってくる」
慶松の包帯を巻いてる手をとり解き始めたら慶松はその光景をじっと見つめてる
BSRの吉継ってハンセン病じゃないって聞いた事あるけどどうなんだろう?