第2章 【爆豪勝己】甘い香り【R指定】
つか、初体験が玄関って……
こいつにも悪いことしちまったな
ゆりなに出会ってからことさら意識させられる
一番にならねぇとって想い
こいつは、良くも悪くも目立ちすぎる
それを本人も気にしている
ゆりなの昔からのファンも在学生の中に多い
いまはまだ陰口や、ネットの書き込みで終わってるが
これからどんどん、直接的な攻撃になるだろう
そんなことになって、俺が巻き込まれたら
ゆりなはぜってぇ引け目に感じる
なら、俺が一番になったら、誰も文句言わねぇんじゃねぇか?
モブ共も、少しは黙るだろう
こいつの隣に立つには、まだ足りねぇもんがある
それが、一番になることで少しは埋まるんじゃ…
元々、ここで一番になる心づもりはとっくにあった
それを更に強く、絶対そうしねぇといけねぇって
思わせてくれるのが
オレにとってのゆりなの存在
すげぇな、こんな小さい体で
オレに色んな新しい感情を与えてくる
大切にする、お前だけを愛し続ける
これからも、ずっと