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【雑多作品置き場】short story

第21章 So Cute!【轟焦凍の場合】




程なくすると、食堂にブザー音が響き始めた。
「セキュリティが突破されたぞ!」
「逃げろ!」

慌てふためく食堂内、人波が小さな出口に押し寄せパニック状態…ゆりなはランチラッシュが救助して行ったのがさっき人波から見えた。


その混乱を鎮火させたのは同じクラスの飯田。

その活躍を聞いたゆりなは、委員長を辞退して飯田がやったほうがいいと、午後の授業で発表した。


「し、しかし!君もやりたいんだろう?委員長…
なら、俺は君を差し置いてまで委員長にはなりたくない!」

『でも、私は飯田くんに委員長になってほしい…』
ゆりなが頼むと、飯田は
「君の頼みならば仕方がない!それにしても、やっぱり君はかわいいな!」
と引き受けた。






「ゆりなさんとできると思ってましたのに……」


肩を垂らす八百万が少し気の毒だが、
その横で笑っているゆりなは、やっぱりかわいい。


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