第1章 【キスミー番外編】クリスマス【轟、爆豪】
「好きだ、かわいい」
「おい、お前なに勝手に口説いたんだ」
「…爆豪は、かわいいって思わねぇのか?」
「思っとるわ!舐めプ野郎が!」
『ひぇえ!?』
2人が仲良くなったのかと喜んで居たゆりなは、
さっきまでの平穏な空気とは打って変わって
ギスギスとした雰囲気になってしまった2人の間に割って入る
『と、とりあえず寮に帰ろ?
そうだ!ケーキ!ケーキたべよ!』
そう言えば、2人は顔を見合わせ
まだ不服のあるそぶりを見せたが、
爆豪はゆりなの肩を抱き寄せ
轟は腰に手を回し
三人で歩き出した
クスクスとマフラーに顔を埋めて笑いをこらえるゆりな
綺麗なトライアングルは
これからも、まだ少し続いていきそうだ。
〜fin〜