第3章 初めての夜。
**「・・・?」
三宅「俺ね、テレビではあんなキャラだけど、私生活では素直じゃないねって言われる。」
突然なんの話だろうと思った。
三宅「♪ちゃんがなんで泣いてたのか分かんないけどさ、もしホントに俺の事好きでいてくれたなら、俺に出来る事何かある?」
**「・・へ・・・?」
三宅「いや、何か例えばさ、抱き・・しめる・・とか、頭撫でたり・・・とか?あんま、得意じゃないけど・・・。」
そう言った三宅さんは向こうを向いてて、表情は分からなかったけど、ほんの少し耳が赤くって、
その気持ちがたまらなく嬉しくなった。
**「ありがとうございます。大丈夫です。」
三宅「♪ちゃんは強い子だね。」
**「え・・・?」
三宅「俺だったらさ、素直に甘えちゃうもん。」
**「いや、そりゃ甘えたいですけど(笑)ホントに好きなんだって思ったから。」
三宅「え・・?どう言う意味?」
**「なんでもないです。(笑)」
岡田「健くん、電話鳴ってる。」
三宅「え・・・あ、ごめん、行ってくる!」
**「はい。」
**はあったかい気持ちでいっぱいだった。そしてこれから、プロジェクトが終わるまで、この人の事を好きでいられると思うと、嬉しくて仕方なかった。
はずだった―――。