第2章 会場の下見。
**「え!?そうだったんですか??」
坂本「うん(笑)下の名前なんだっけーって言うのから始まって、言ってたっけ?いや聞いてないとかって話が終わんなくってさぁ。じゃぁ聞きに行くかってなったんだけど、誰が行くって話になって、剛がめんどくせーからじゃんけんって。言った先から自分が負けてさ(笑)」
**「そうだったんですね・・・。」
坂本「あーあと・・・。」
**「?」
坂本「**さんがV6のメンバーのファンだって(笑)」
**「!?え!それ皆さんの前で言ったんですか!?」
坂本「うん(笑)あーでも、誰のファンかはアイツ言わなくてさぁ(笑)」
**「え・・・じゃぁ、森田さん以外は、知らないってことですか??」
坂本「うん、残念ながら(笑)」
**「良かったー。」
坂本「本人には知られたくない?(笑)」
ぶんぶんっと縦に首を振る**に坂本はまた笑みをこぼす。
坂本「(笑)なんか**さんって子供みたいだな(笑)」
**「え!?そんなことないです、いいおばさんです。。」
自分で言いながら少し落ち込む**にまた笑みをこぼす。
坂本「もっと色んな表情が見てみたい。」
坂本が何気なく呟いた言葉に**は一瞬静止する。坂本の大きな手がゆっくり**の頬に添えられて、少し乱れた髪を耳にかけられる。
**「んっ・・・。」
坂本の細い指が耳にかかり、思わず声を漏らすと坂本はまたクスっと笑って、資料を持って立ち上がった。