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【FF7 セフィロス BL】支配者の夜

第1章 1


何にせよ、事の仔細を訊く気もなかった。奴はもう始末がついた。
リオもしおらしくしている。セフィロスの不興を買ったと、理解したのだろう。
「今後は…極力、お前を側に置いておく。今回のような時は……連れて行くことにする」
目を合わせて一方的に告げられた言葉に、リオはしかし嬉しそうに双眸を細める。頰は薔薇色に染まり、貌だけ見れば女神のような美しさだった。しかし湯を滴らせた艶めかしい躰は、いっそ毒か。
「うれしい。セフィロス…洗ったから。キスして、」
そうして首に腕を回して来る少年の口腔を、セフィロスは激しく蹂躙した。この躰に、また自分を刻み付けなければと思った。
「ん……っ、ふ、ああ…んっ」
口付けたまま、泡の残っていた胸元を愛撫する。
ぷっつりと勃ち上がった小さな飾りに嗜虐心をそそられ、爪先で弾いた。
「やあんっ」
リオの腰がぶるりと震える。
「しっかりと…洗ったのか?」
思わず目を瞑ったリオの耳朶を噛みながら、すっかり勃ち上がって震えている牡を優しい手つきで撫でる。
刺激を欲して震える鈴口にも爪を立ててやった。
「あうあああっ、あ、洗っ、たっ、あっあっ、あ、」
しがみついて来る躰を冷たく押し戻し、目蓋を舐め上げて尋ねた。
「ここも?」
そう言って半立ちになった少年の尻を指で探る。
「あっ、…っ、は、い、ああ…っ」
「見せてみろ」
即座に下された命令に、羞恥と興奮が綯い交ぜになる。
震えながら後ろを向き、尻を自分の手で割り開いて見せる。
これまで、こんな風にセフィロスから辱められたことは無かった。
怒っているのだろうか?
リオが命ずるままに従うことに、セフィロスは僅かな満足を覚えた。だが、まだだ。まだ許さない。
震える手に割り開かれ、桃色に濡れた小さな蕾が微かに口を開けている。
そこに、泡を纏った中指を突っ込んだ。
「あああああん、あっ、やめ、あっ、あああっ」
「オレが洗ってやろう」
滑るのに便乗して指を増やし、激しく責め立てる。
「やめっ、あっあっ、や……っ」
泡立つ長い指が与える強すぎる刺激に翻弄されながら、リオはタイルを爪で引っ掻く。犯されている蕾は拒もうとして指を締め付けてしまい、膝に力が入らなかった。
啜り哭く躰を捕まえて前立腺を苛め上げると、一際高い声を上げて、リオが達した。
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