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弟バカと兄バカ【VitaminX 原作沿い 】
第4章 6月『緊張』
「ー…食ったー…」
部屋の方から声がする。兄さんだ。
「……すぐ行くよ。」
兄さんに返事だけして、
また電話に戻った。
「近くに悟郎はいますか?」
『え?ああ…いるよ。』
「とりあえず、悟郎から
僕の事情を聞いて……
昼頃にでも、電話ください。それじゃ…」
『あ、ちょっ……!!』
ぷちりと、携帯を切る。
ごめん、先生。
僕の優先順位の一番は兄さんなんだ。
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