• テキストサイズ

弟バカと兄バカ【VitaminX 原作沿い 】

第4章 6月『緊張』





放課後、僕は理科の教科書とノートを持って
理科室に入る。



「………誰もいない。」


しかし、お目当ての九影先生はいなかった。
とりあえず電気を付けて、
理科室の机に座った。


「……つめたい…。」

理科室の机はひんやりとして冷たい。
顔と手をくっつけると、
冷たくて気持ち良かった。


「…………んん。」

九影先生はまだ来ない。
雨の音だけが響く理科室の中。

ペタペタと肌が机にくっつく感触が楽しくて、
頬を何度もくっつける。

「…………んんー………」






/ 427ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp