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弟バカと兄バカ【VitaminX 原作沿い 】

第10章 11月『王子様の超越』



お礼を言って、
ジャケットを羽織る。

更衣室にある鏡を見て衣装を整えた。


中のベストも、上のジャケットも
キラキラのスパンコールで
嫌でも目立つ。


しかも、ところどころ
ダイヤのようなものや、
ルビーのように大きいボタンもある。


髪留めまで青い宝石が輝いており、
前よりも装飾がかなり凝っていた。





「……………これ、前よりも
キラキラ度が増してる気がする。」




「そういえばツバサが
レイの晴れ舞台なら
何かしてやらねばな、って呟いてたから
もしかして、それ、
ツバサがやってるんじゃない?」



「………………嘘でしょ。………あ、」


悟郎の言葉に否定しようとすると、
ジャケットの裏に
『TSUBASA.M』の文字が
印刷されている事に気付く。



「…………ホントだ……。」


「ゴロちゃんにはこんな事
言わないとやってるくれないのに、
レイばっか狡いよ!ぶぅー!」


「………それは、女装だからじゃないの。」





悟郎を宥めながら改めて
衣装を見る。

翼の管轄って事は、この宝石
全部ホンモノなんだ。






いくらしたんだろう。




……ううん、考えたくない。



「………あとでお礼言っとこう……。」



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