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弟バカと兄バカ【VitaminX 原作沿い 】

第7章 8月『Side story with B6』






「……………………なに………これ……」


「ゴロちゃん特製!
前髪編み込みスペシャルゥゥ〜!!」


「…………いやだ…こんな…
女の子みたいな……」



結んでいた髪はそのまま解かれて、
前髪をくるくると三つ編みされている。


肩の下までつく髪は
パーカーのフードから出ていて、
まるで女の子だ。




「すげー。前髪三つ編みじゃん。
短いのによく出来るな」


「えっへへ〜それこそが
編み込みのゴクイナリ〜!!」



解こうと前髪に手をかけると、
後ろからぎゅっと手を握られた。




「…………………だめ………。」






「み、瑞希まで………」



瑞希が上から覗き込んで、
僕の手を掴んだ。

「トゲトゲー。」

トゲーも似合ってる、なんて言って
笑っている。



他の皆も何も言わないし、
前髪を解くのはプールから
出てからになりそうだ。




「仕方ない……か。」




悟郎みたいに上の方で結ばれるよりは
マシか……。


僕は髪型を隠すようにフードを深く被った。


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