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弟バカと兄バカ【VitaminX 原作沿い 】

第5章 7月『ピアノとBBQ』







「おーい!一!!お前らも
そろそろ来い!」


お肉もたくさん食べ終わった頃
シュノーケルをつけた翼が
川の中から呼んでいる。



「……よし、じゃあ俺も行ってこっかなぁ。
肉もたらふく食ったしな!
はどうする?」


「僕はいいや。…ここにいるよ。」


「……分かった。じゃあ、また後でな。」


兄さんが上着を脱いで、
海パンで川に入っていく。


皆の様子をぼんやりと見守る。
飛び込んできた兄さんに、
皆が水を思い切りかけている。

楽しそうだ。




「……………あれ?」


ポケットに違和感を感じて手を入れると
携帯が光っていた。

携帯を開くと、『真田先生 着信』と
書かれている。







「………………先生……。」



…先生はお前の事迷惑してるに決まってる…




真田先生の顔が浮かんで、直後すぐに
その言葉が浮かんだ。



…お前のような生徒がいて
真田先生もさぞ嫌だろうな。…


…お前みたいな生徒いらないんだよ!!…



…聖帝から出ていけ!!!…







「………………………。」




僕は黙って電話に出た。

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